鼻の粘膜を強くする方法とは?3つの原因と対処法
アレルギー性鼻炎や花粉症といった鼻づまりの症状を抱えていると、粘膜がどうしても弱くなってしまいます。アレルギー体質の方はもちろん、そうでない場合にも「鼻水が止まらない」「すぐに鼻から出血する」こういった状態が続いているのであれば注意が必要です。
ただでさえ鼻の粘膜はデリケートな部分ですので、一度鼻の粘膜が弱くなってきてしまうと更に鼻づまりの症状が悪化してしまい、鼻血が出やすくなるなどの弊害も…。
また、あまり広く知られてはいませんが、実は鼻の粘膜って単純に鼻づまりの原因となるだけではないんです。
鼻の粘膜が弱ってしまうと、
・臭いに鈍感になる
・変な臭いがするようになる
・鼻が痛む
こういったトラブルまで出てきやすくなってしまうんです。さらに女性にとっては死活問題とも言えるトラブルの原因になっているんです。鼻の粘膜が弱ることで起こる怖いこと…何だと思いますか?
・・・実は、老化の原因にもなってしまうんです。というのも、鼻の粘膜が弱ることによってウィルスなどの異物が体内に侵入しやすくなり、体内で活性酸素(体を老化させる物質)が増えてしまいます。結果的に肌が老化しやすくなるといった悪循環まで出てきてしまいますので、本当に申告な問題です。
この記事では、鼻の粘膜を強くするために注意したい生活習慣についてまとめていきますので、ぜひ詳しく読み進めてみてくださいね。
鼻の粘膜を弱めてしまう原因は人それぞれですが、大きく分けると3つの原因が影響で鼻の粘膜が弱っている方が非常に多いです。また、1つの原因だけでなく2つや3つ全ての原因が重なっている…というケースも意外と多いのが現代人です。
もし「自分に当てはまるな…」という項目がありましたら、対処法もしっかりと掲載していますので、ぜひ参考にして粘膜を強くする生活習慣を身につけてみてくださいね。
1.食生活による影響
まず1つ目の原因ですが、特に女性の場合で多いと言われている原因となります。それが、食生活による影響なんですね。鼻の粘膜はビタミン・鉄分が主につくりだしてくれます。にも関わらず、忙しい生活の中でレトルト食品に頼ってしまったりインスタント食品に頼ってしまったり…。
また、ダイエットによる食事制限で必要な栄養素を摂取できていないという人も非常に多いです。
こういった栄養不足が原因で鼻の粘膜が弱くなる方は多いんです。
もし、「自分にも心当たりがある…」という場合には、まずはしっかりとバランスの良い食生活を意識するようにしてみてくださいね。ただ、あれもこれも…と色々な栄養素を意識するのは大変ですので、まずはビタミンと鉄分をしっかり摂取するということを意識すること。これが重要です。
ビタミンが多い食材と言えば、ピーマン・キャベツ・ブロッコリー・トマトなどです。そして鉄分が多い食材の代表例としては、レバー・牛肉・卵黄・しじみ・あさりなどです。このビタミンと鉄分の2つの栄養素を最低でも意識して摂取するだけで、鼻の粘膜強化につながります。ぜひ普段の食生活に取り入れてみてくださいね。
それでも、どうしても「自炊する時間がない…」「どうしても栄養が偏ってしまう…」という場合にはサプリメントで栄養素を補うのも1つの方法ですよ。今は質の良いサプリメントがかなり多くあります。あまりにも安すぎるサプリメントは安物買いの銭失いとなってしまいますが、ドラッグストアなど市販のサプリメントでも栄養吸収率の高いサプリメントはあります。
もしサプリメント選びに困るようでしたら、ドラッグストアに常駐している薬剤師さんに「鼻の粘膜が弱っているのでビタミン・鉄分を効率的に摂取できるサプリはどれですか?」と聞いてみるのも良いでしょう。
2.血行不良による影響
こちらも特に女性に多い原因の1つではありますが、血行不良が原因で鼻の粘膜が弱るというケースもあるんです。血行不良と言うと貧血になりやすかったり、冷え性になりやすかったりとイメージがありますよね。血行不良と鼻の粘膜…直接的には結び付きそうもない2つの関係性ですが、実は密接に関係しているんです。
慢性的な血行不良に陥っていると、体の隅々にまで必要な血液をしっかりと届けることができなくなってしまっているんですね。これが原因で末端冷え性などになってしまう人が多いですが、それは血液の流れが悪くなっているからです。鼻の粘膜には毛細血管が数多く張り巡らされていますが、この部分の血の流れが悪くなってしまうと、自然と粘膜も弱くなってしまいます。
では、どうすれば良いのか?というと、まずは何が原因で自分は血行不良な状態になりやすいのかを把握することが大切になってきます。運動不足のせいで血行不良になる人はとても多いですが、それだけなくストレスの影響によって自律神経が乱れ、結果的に血行不良になっているケースもあります。
もし運動不足気味なのであれば、まずはストレッチなど軽い運動から習慣にする。ストレスが溜まりやすいのであれば、自分がリラックスできる方法を探す。こういった細かい部分から血行不良を改善し、鼻の粘膜を強くすることもできるんですよ。
アレルギー性鼻炎による影響
鼻づまりになりやすいアレルギー性鼻炎(花粉症を含む)体質の場合、どうしても鼻の粘膜は弱くなってしまいやすいです。実はアレルギー性鼻炎持ちの体質の人の場合、健康体な人に比べると鼻の粘膜が常に腫れあがってしまっているんです…怖いですよね。鼻の粘膜が常に腫れあがっていることに加えて、鼻をかむことが多いと、粘膜に強い刺激が加わってしまいます。すると、更に粘膜が腫れあがって弱ってしまう…という悪循環に陥ってしまいます。
そして更に怖いのが、点鼻薬の副作用です。アレルギー性鼻炎や花粉症持ちだと、点鼻薬に頼っている方が非常に多いですよね。(実際、私もアレルギー性鼻炎の症状がヒドい時は点鼻薬に頼りっぱなしでした…) ただ、点鼻薬は鼻づまり解消の効果が高い反面、強い副作用があります。
点鼻薬の怖い副作用。それは、鼻の粘膜を薄くしてしまうという副作用です。点鼻薬は、鼻の粘膜にある血管を収縮させることで空気の通り道を広げるという薬ですが、血管を収縮させるのと同時に粘膜までも薄くしてしまうんですね。その時は鼻がスースーに通ったような感覚になりますが、ただ空気の通り道をつくっているだけで、鼻にとっては相当な負担がかかってしまいます。そもそも点鼻薬は長期的に使い続ける目的で作られているわけではありませんので、注意が必要です。
もし点鼻薬に依存しているという場合は、なるべく少しずつでも構いませんので、点鼻薬中毒から脱出するための努力を考えるようにしてみてくださいね。また、アレルギー性鼻炎の場合にも上で紹介した<食生活を見直す><血行不良を改善する>といった対策をすることで鼻の粘膜を強くすることは可能です。ぜひ自分に合った対処法を組み合わせて実践するようにしてみてくださいね。
【鼻の粘膜を強くする方法】まとめ
・ビタミンや鉄分を意識的に摂取する(食事による摂取が難しい場合はサプリでもOK)
・血行不良を改善する(ストレッチを実践したり、ストレスを溜めないなど)
・アレルギー性鼻炎の症状を抑える工夫をする(点鼻薬はなるべく使わない)
特に鼻炎気味の場合には一度粘膜が弱ってしまうと、どうしても負の連鎖が続いてしまいます。症状を抑えるための工夫はもちろん、鼻を強くかまないようにするなど、基本的な対策も今一度考えるようにしてみてはいかがでしょうか。
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