「旦那のいびきで眠れない」ピタッと止めるには?
「旦那のいびきで眠れない…」そう悩んでる主婦の方って、実はものすごく多いんです。もちろん世の旦那さん全てが…というわけではないですが、やっぱり男の人ってどうしてもイビキをかく人が多いんですね。ちょっとイビキをかくくらいでしたら問題ないですが、眠れなくて寝不足になるくらい爆音のいびきを毎日かかれてしまうと、精神的にも参ってしまいますよね。
そうなってしまうと、旦那さんの健康状態を心配する前に、まず自分のストレスや寝不足が体への負担を大きくしてしまいます。場合によっては、旦那さんのいびきのせいで鬱病になる人もいるほど。「いびきは病気の一歩手前」ということをしっかりと旦那さんに理解させて、適切な対処法をするようにしてみてくださいね。
可能であれば病院に連れていく
この記事では、「旦那のいびきで悩んでいる」というあなたのために対処法をまとめていきますが、まず第一に基本として【可能であれば病院に連れて行く】ということが大事だということを知っておいてください。というのも、既にご存じかとは思いますが、あまりにも大きい音でいびきをかいたり、無呼吸の場合。命に関わる危険性もあります。
実は、適切な対処をしていない睡眠時無呼吸症候群(睡眠中に呼吸が止まる病気)の重症患者のうち9年後生存率は6割という衝撃的な事実があるんです。原因は心臓疾患・脳卒中、そして交通事故が4割を占めています。睡眠時無呼吸症候群の予備軍とも言われている【大きないびきをかく人】は、確実に「死」へと近づいているんですね。ただ、この病気はしっかりと適切な治療をすることで治るケースが非常に多いです。なので、まずは可能であれば病院で詳しく検査してもらうことをおすすめします。
【1.マウスピースを使った対処法】
いびきが大きいけれども、時と場合による。また、無呼吸の症状もそれほど目立たないという場合、病院での治療法としてはまずマウスピース療法を施されるケースが多いです。これは、寝ている時にアクリル樹脂でできたマウスピースを口に装着する治療法なのですが、下顎をマウスピースによって少しだけ前に出すという役割りがあります。
下顎を前に出して歯のかみ合わせを治すことによって、舌の奥が沈み込んでしっかりと気道を確保してくれます。気道が確保されるため、いびきが小さくなったり、場合によってはこれだけでイビキが止むという人もいる治療法になっています。
特に、口を開けて寝る癖がある人には効果的とされていますので、「旦那さんは寝ている時に口を開けているかどうか?」しっかり観察してみてくださいね。
ただし、このマウスピース療法にもデメリットがあります。それは、人によっては顎が痛くなったり、違和感を感じるということ。ほとんどの人は数カ月ほどで慣れてくるのですが、それまでに止めてしまう人が多いのも事実です。
【2.外科手術による対処法】
「いびきで手術…」というと大げさに聞こえるかもしれないですが、実は今はレーザー手術で体に負担をかけずに手術をすることができるんですね。もちろん費用面の問題もありますので、必ずしも最適な対処法とは言えませんが、人によっては大きな効果を発揮します。
具体的な手術方法としては、喉の奥にある扁桃腺の辺りにある部分。いびきが大きい人はこの部分が肥大化していることが多いので、ここをレーザー手術で切除し広げるという治療法になっています。費用としてはそれぞれの病院によって異なりますが、保険が適応される場合には2~3万円程度(保険適応外では10~25万円ほど)。保険が適用されるかどうかについては、それぞれの重症度によって変わってきます。
ただし、この手術にもデメリットが2つあります。どんなデメリットか?というと、手術後すぐは体が慣れないので、飲んだ水が逆流してしまうといったデメリットです。もちろん1週間~2週間ほどで慣れるので大きなデメリットではないかもしれないですね。そしてもう1つのデメリットが、切除した部分は時間がたつにつれて戻ってしまう可能性があるということ。これは現段階でもまだ専門家の間で意見が分かれている部分なんですね。
【3.シーパップ(CPAP)療法について】
最近少しずつではありますが、認知度が上がってきていて効果が高いとされる治療法がシーパップ(CPAP)療法です。聞き慣れない治療法かとは思いますが、かなり効果の高いとされている治療法なんですね。
どんな治療法なのか?というと、睡眠中に酸素マスクのような器具を鼻にあてて、鼻から空気を送り込むという装置を使う療法です。鼻から空気を送り込み、その風圧で強制的に気道を広げるという方法ですが、これはほとんどのイビキ・睡眠時無呼吸症候群に高い効果があることが確認されています。
デメリットとしては、かなりコストがかかること。医療機関か機械をレンタルする形で現在は使うことができますが、保険適用外の場合には毎月1万5千円ほどかかってしまいます。
ピタッと止めるには、根本的な対処法を考える
この記事では、旦那さんのいびきに対する3つの対処法をご紹介しました。もしかすると、既にご存じの治療法もあったかもしれないですね。
また、旦那さんのいびきがヒドくて、今までにイビキ防止枕やマウスピースなど色々なイビキ防止グッズを使ったけども効果がなかった…という場合。あまり色々なグッズを試させてしまうと旦那さんもイライラしてしまうので、実は効果的ではありません。
そして、「病院に行って」と何度も言うこと、これも逆効果です。ご自身にも覚えはあるかと思いますが、子どもの頃に「勉強しなさい!」と親に何度も言われると、もし勉強する気持ちがあったとしても逆に勉強をしたくなくなってしまいますよね。それと同じです。では、どうアプローチすれば良いのか?
いびきの原因は色々とありますが、特に男性ということで考えると基本的に原因は大きく分けて4つしか存在しないんですね。その4つの原因とは何か?というと、【肥満】【飲酒】【喫煙】【鼻炎】です。この4つのうち、旦那さんはどれに当てはまるのか?まず確認してみてくださいね。
この根本の原因を解決しない限り、どんな治療法をしてもその治療法を永遠に続けなければいけなくなってしまいます。「肥満を解消するにはどうすれば良いのか?」「タバコの本数を減らしてもらうにはどうすれば良いのか?」「鼻炎の症状を抑えるためにはどうすれば良いのか?」この根本の部分をしっかりと捉えて対処していくことで、旦那さんのいびきに悩まされることもなくなってくるんですね。
そもそもの原因を解決することで、あんなに騒音だったイビキをピタッと止めることはできます。そして、家族みんなの寿命を延ばすことにもつながります。今この瞬間を考えると、「旦那のいびきで眠れない…」という大変な状況ではありますが、お互いの健康のためにもまずは根本の原因を見つめてみてくださいね。
【まとめ】
・可能であれば病院で診察してもらう
・マウスピース療法のメリット・デメリットを知る
・外科手術のメリット・デメリットを知る
・シーパップ(CPAP)療法はかなり効果が高い
・根本的な原因を知り、対処する
自分自身のことであれば、解決するのは非常にカンタンです。ただ、今回は旦那さんのいびき対策ということ。もしかすると、問題解決にはこれから長い道のりになるかもしれません。ただ忘れないで頂きたいのは、本人もイビキをかきたくてかいているわけではないということ。そしてもちろん本人も、可能であればイビキなんてかきたいとは思っていないはずです。
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