夏の花粉症とアレルギー鼻炎

花粉症といえば、スギやヒノキの花粉症が有名です。

スギの花粉が飛散する時期は2月から4月です。

この時期を過ぎれば後の季節は花粉症の症状は治まると思っている人も多いのではないでしょうか。

実は5月から10月の夏から秋にかけての季節も花粉症の原因となる植物が多くあります。

花粉症の季節を過ぎたのに、鼻水が止まらないと悩んでいる方は、夏の花粉症かもしれません。

夏の花粉症の原因となる代表的な植物とその対策をご紹介します。

夏の花粉症の原因

夏の花粉症の原因となる植物は、スギのような大きな木ではなくイネ科の植物など雑草が多いため、「草本花粉症」とも呼ばれます。

草本花粉症は、スギやヒノキの花粉症と同じ季節性アレルギー性鼻炎の一種です。

スギ花粉による花粉症と同様に、花粉が鼻や目の粘膜に付着すると、アレルギーを引き起こす物質が放出されます。

これらによって、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が出ます。

花粉症の症状を持つ人は、スギやヒノキ以外のいくつもの種類の花粉に反応することがあります。

スギ花粉症の症状で困っている人は、夏にも辛い花粉症の症状が出る可能性があるということです。

夏の花粉症の原因となる草花は、多くが背丈の低い雑草です。これらの草花は、道ばたや河川敷、草地などに生えています。

ブタクサ

草花の花粉はスギとは異なり、飛んでも数十メートルから、数百メートルくらいです。

すなわち、夏に花粉症の症状が出たとすれば、原因となる植物がすぐそばにあると考えられます。

例えば、チモシーグラス、ブタクサ、カナムグラなどが、草本花粉症の原因物質です。

これらは、7月から8月に花粉が飛散します。

耳鼻科で検査をすれば、夏の花粉症かどうかすぐにわかるでしょう。

夏の花粉症の対策

夏の花粉症もマスクや花粉対策眼鏡で対策することができます。

ただし、夏はマスクをつけるのは暑いので、敬遠する方も多いはずです。

その場合は、塗るマスクなどでしっかりと対策をしましょう。