ムコダインで咳が止まらないのは危険?副作用と効果について
ムコダインは副鼻腔炎(蓄膿症)の治療薬として処方されることの多い薬。その効果としては排膿作用となっています。こうして膿を排出することによって、副鼻腔内に溜まってしまった細菌(これが膿となります)を出すことができ、副鼻腔炎を治すというのがムコダインの効果となっています。ただ、実際に薬を飲むとなるとその効果など不安になってしまうもの。特にムコダインを飲んでいる時に咳が止まらないという不安にかられる方が非常に多いので、このことについてまとめますね。
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ムコダインで咳が止まらないのは大丈夫なの?
すでにお伝えしましたが、ムコダインの効果としては溜まっている膿を排出することが目的です。この排膿をするときに痰として出すのがムコダインの役割りになっているんですね。そして痰を出そうとしてあなたの体は自然と咳こむという仕組みとなっています。
なので、ムコダインで咳が止まらないというのは正常な効果の流れになっていますので、特に心配する必要はありません。こうしてある程度の膿を排出することで蓄膿症を治すわけですね。
ただし、あまりにも咳こむ状態が続くようであれば、とても辛くなってしまいます。特に寝ている時に痰がからんで咳が止まらない状態が続いてしまうと、寝ることすらままならないので、そういった場合にはしっかりと喉をケアしてあげるようにしましょう。咳が止まらないと、どうしても喉へのダメージが強くなってしまいますので、喉の痛みが出てくることも多いです。そして徐々に、(人によって期間に個人差はありますが)咳が少なくなり、出てくる痰もサラサラになってきます。
ムコダインで咳が止まらない場合はしっかり喉のケアを
咳をすることで痰を出すということを自然としてしまっていると、どうしても喉を傷めやすくなってしまいます。そして喉が痛むと、さらに咳が止まらない…といった負のスパイラルになってしまいますので喉のケアは必ず必要になります。
まず第一に実践したいのが、加湿です。加湿器などを使って室内の湿度をしっかりと保つようにしましょう。咳が止まらないと、どうしても喉が乾燥しがちですので、乾燥した喉からさらに細菌が入り込む危険性が出てきてしまいます。そういった二次被害を防ぐためにも加湿は必須です。また、外出中にはマスクをして、口まわりの湿度を一定に保つということも効果的ですので実践してみてくださいね。
もし、咳が止まらない状態があまりにも続くようであれば、ぜひ試してみて頂きたいのが温かい飲み物を飲むということ。特におすすめなのは紅茶や緑茶です。温かい飲み物を飲むことによって喉まわりを保湿することができますし、緑茶や紅茶などは殺菌作用があります。乾燥しがちな喉に細菌が侵入しないためにも、喉をしっかりと守りましょう。
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副鼻腔炎は長期化・再発しやすいので注意が必要
ムコダインを処方された病院でも説明があったとは思いますが、副鼻腔炎(蓄膿症)は長期化しやすく、再発しやすい病気として知られています。これにはいくつか原因があるのですが、まず第一に細菌を完全に死滅させることが難しいということが挙げられます。
細菌が副鼻腔内で繁殖してしまった結果として副鼻腔炎になってしまうわけですが、ムコダインや抗生物質などを使った治療法。この治療法が主流ではありますが、膿を排出することはできたとしても、細菌自体を死滅させることは非常に難しいんですね。一見、症状が治まったように見えたとしても、少しでも細菌が残っていると、風邪をひいてしまった時など免疫力が低下した時に再発してしまいます。
こうした再発・長期化の危険性が高いのが副鼻腔炎の特徴なので、ムコダインや薬だけに頼らず、根本から原因を解決するための対処法を実践するように意識しましょう。
なぜ長期化・再発しやすいのか…
副鼻腔炎が再発・長期化しやすい原因の1つに細菌を完全に死滅させることが難しいということをお話しました。なぜ難しいのか?これは、薬の特性によるものなんですね。ムコダインは膿を排出するもの。そもそも細菌を死滅させる薬ではないですね。もしあなたが病院にかかったのであれば、おそらくムコダイン以外に抗生物質を処方されたかと思います。
ムコダインで膿を排出しながら、抗生物質で細菌を退治するという治療法が主流ですが、この抗生物質では残念ながら細菌を完全に死滅させることは難しいんですね。なぜか?これは、細菌と薬の特性が関係しています。抗生物質が何度も体内に投入されることによって、細菌がどんどん抗生物質に慣れてきてしまいます。するとどうなるかというと、細菌が強く進化してしまうんですね。そして、あなたの体も同じ抗生物質に慣れてしまうので、効果が徐々に薄くなってしまうというわけなんです。
ある程度の期間、抗生物質を飲み続けても症状が変わらないようであれば、すでにその薬は効果をなくしている可能性が非常に高いので注意が必要です。
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薬のキケンな副作用とは
副鼻腔炎の治療法には抗生物質が使われますが、この薬には重大な副作用があることをご存じでしょうか?
抗生物質のキケンな副作用として知られているのが、肝臓に障害が出ていまう危険性です。それだけでなく、強めの薬になってくると腎臓や神経系の障害も引き起こしてしまうので注意が必要です。
ただし、こういった副作用はまだまだ序の口です。本当に怖い副作用が、抗生物質の特性にあります。抗生物質は飲み続けることによって体が慣れてしまうということをお話しましたが、これが一番厄介なんですね。もし体が慣れてその抗生物質が効かなくなってしまった場合、他の病気にかかってしまった場合にも効果がなくなってしまうということなんです。それが、たとえ命に関わる重大な病気だとしても。これは非常に危険なお話なのですが、実際、日本では副鼻腔炎だけでなく風邪でも抗生物質が処方されることが多いです。
実はここまで抗生物質をカンタンに処方する国は日本の他にほぼ存在していないという事実をご存じでしょうか?欧米では命のキケンに関わる病気でない限り、抗生物質を処方することはほとんどありません。こうした事実が世界では常識であるにも関わらず、日本ではカンタンに抗生物質を処方してしまうんですね。
こういった背景があるので、もし長期的に抗生物質を飲んでいても蓄膿症の症状が改善されない、という場合には治療法を今一度見直した方が良いかもしれないですね。
副鼻腔炎が再発しやすい最大の原因とは
ちょっと風邪をひいたらすぐに副鼻腔炎を再発する、という人も多いですが、本当に多い原因としてはアレルギーです。花粉症や通年性のホコリ・ハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎ですね。もしあなたがこうしたアレルギー性鼻炎体質なのであれば、注意が必要です。
鼻アレルギーは鼻粘膜にアレルゲンが触れることによって鼻づまりや鼻水などの症状が出てきますが、その時に鼻の粘膜が炎症を起こしてしまいます。これがきっかけで、副鼻腔炎を再発させてしまうことが非常に多いんですね。もちろん、長期化してなかなか副鼻腔炎が完治しないという場合にも、こういった背景があるケースが非常に多いです。
そんな時にムコダインや抗生物質だけを使っていたとしても、本当の問題になっている鼻アレルギーに対して効果的な対処を行っていない限り、完治することは難しくなってしまいます。鼻うがいなど鼻を洗浄にしてアレルゲンの侵入を防ぐことも大事ですし、アレルギー症状が出にくいように規則正しい生活をするということも必要になってきます。
そして実は、鼻にアレルギーを持っていなかったとしても鼻から副鼻腔炎が悪化することは非常に多いんですね。それは、大気汚染などによって生じている化学物質やハウスダストなど。こうした有害物質にアレルギー反応を起こさなかったとしても、副鼻腔炎は悪化してしまうんです。特にこうした化学物質は免疫機能を破壊して狂わせてしまいますので、しっかりと防ぐための対処法を意識的に実践しましょう。
まとめ
・咳が止まらないのは膿(痰)を排出するため
・加湿をしたりマスクなどで喉を保護する必要がある
・副鼻腔炎は薬だけ使っていても再発しやすいという事実
・薬には肝機能障害・腎臓や神経系の障害を引き起こすリスクがある
・鼻の機能を正常に戻すための対処法が必要
薬を服用し続けたとしても、副鼻腔炎(蓄膿症)が完治しにくいという話は、ネットの掲示板や知恵袋などでもよく言われていることですね。もしかしたら、あなたもすでに再発しやすい体質になっていると実感されているかもしれません。
ただし、副鼻腔炎は再発する原因さえわかっていれば、あとは正しい対処を行うだけで再発の危険を防ぐことは可能です。そのために、ご自身に合った対処法かつ継続できる対処法をぜひ実践してみてくださいね。
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