【ハウスダストアレルギー対策】 掃除の仕方 注意すべきポイントとは?
ハウスダストアレルギーだと、せっかく体を休められるはずの家でも鼻水がぐずぐず…目もカユカユ…と、常に花粉症が続くような状態になってしまうので心身共に疲れてしまいますよね。さらにストレスがたまっていたり、睡眠不足が続いていたりすると免疫バランスがくずれてしまうので更に症状は悪化してしまいます。
そんな場合にまず何を置いても先決なのが、掃除の仕方です。ハウスダストはどうしても定期的に掃除をしなければ溜まっていってしまいますし、それと比例してハウスダストアレルギーの症状は出てきてしまいます。ただ掃除をするのではなく、正しい掃除の仕方を意識するだけで症状を大幅に軽減することは可能なんですね。
面倒な掃除を効率よく進めるには?
掃除機をかける前にまずは散らかっている部屋を片付けるわけですが、掃除の基本は上から下にです。まずはテーブルなど上にある場所から少しずつ片づけていきましょう。これが掃除をする場合の第1のスタートになるわけですが、やっぱり掃除って面倒なんですよね。
もともと掃除が好きだという人はこの部分すらハードルになるとは思えないですが、私自身のことを考えても掃除って面倒なのでどうしても腰が重くなってしまいます…。それでもハウスダストが溜まってきてしまうとアレルギー症状が悪化するわけですが、そんな場合に効率よく掃除を進めるためのワンポイントアドバイスがあります。
それは、【全部をやろうと思わない】ということです。人間ってどうしても、やることが多かったりすると腰が重くなるのは仕方のないことなんですね。夏休みの宿題なんかもそうですが、量が多いから後伸ばしにしてしまうわけです。もし10分で終わる宿題しか出ていなかったら、夏休みの序盤だったとしてもお母さんから「先に宿題やっといたら?」と言われれば、「どうせすぐ終わるからやっておくか…」となるわけです。そう、量が多いことが問題なんです。
これを解決するためには、「少しだけやろう」という気持ちが行動を起こしてくれます。もちろんハウスダストアレルギーの症状を悪化させないために必要ではありますが、まずはテーブルの上をちょっとだけ片づけてみようという気持ちから取りかかってみてくださいね。そうすると、人間って少しだけ手をつけると、そのまま進めてしまうものです。行動の後にやる気がついてくるわけですね。もしあなたが掃除に苦手意識を持っていたり、面倒だと感じやすい場合はぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
意識すべきはハウスダストを撒き散らさないこと
さて、本題のハウスダストアレルギーを軽減させるための掃除の仕方についてです。まずはいきなり掃除機をかけずに、散らかった部屋を片付けます。もちろん完璧にキレイにできれば最高ですが、時間がないときなんかは物を壁側に寄せておくだけでも大丈夫ですよ。いきなり完璧にやろうとすると、どうしても腰が重くなってしまいますので。
テーブルや床などに散らかっていた物を片づけたら、次はハウスダストを取り除くことに取りかかっていきます。ここで注意すべきは、いかにハウスダストを撒き散らさずに掃除できるか?ということ。ここが一番重要な部分になってくるんですね。特に床がフローリングだという部屋に住んでいる場合には、ハウスダストはちょっとした風で舞ってしまいます。明らかな風が吹かなかったとしても、あなたが動くだけでも空気中にハウスダウトが舞ってしまうので、こうなると取り除くことは難しくなってしまうので注意する必要があります。
では、どのようにしてハウスダストを舞い上がらせずに掃除をするのかというと、いきなり掃除機をかけてはいけないんですね。掃除機には排気口が付いていて、吸った空気を外に出すわけですが、ここで風が起きてしまいますね。この排気口からの風のせいでハウスダストが舞ってしまうので、せっかく掃除機をかけてもアレルギー症状を抑えるほどまでにハウスダストを取り除くことができません。
掃除機をかける前にぜひ実践して頂きたいのが、スプレーを使った拭き掃除です。まず、ただの水を入れたスプレーボトルで床に水を噴きかけます。こうすることで、ホコリやチリなどが舞う事を防ぐことができるんですね。そのうえで、水に濡らしていない雑巾で軽く拭いていきます。いきなり濡れた雑巾で拭くよりも、圧倒的にホコリが舞いあがりにくいんですよ。
昔なんかは、茶がらし(お茶を出したあとの茶っぱ)を床にまいてから、ほうきで掃くという掃除の仕方でした。これはハウスダストアレルギーを意識したものではもちろんありませんでしたが、目に見えないホコリが舞いあがりやすいということを知っていたわけですね。これと同じ効果がある掃除方法が、スプレーを使った掃除方法なんです。そして茶がらしを使っていたのは、お茶に殺菌効果があるからです。もし余力があるならば、この方法の良いところだけを取り入れましょう。スプレーにただの水を入れるだけではなく、緑茶を少しだけ入れて薄めた水を使います。こうすることでカビの繁殖を防ぐことができるので、アレルギー症状軽減にも効果が期待できます。
掃除の頻度はどのくらいが良いの?
掃除の仕方の方法を紹介している途中ではありますが、掃除の頻度についても少しお伝えしておきますね。ハウスダストアレルギーを軽減させるための掃除についてですが、やはり可能であれば毎日しっかり掃除することが一番です。これはあなたもすでにおわかりかとは思います。ただし、外で働いていたり、育児や家事にと忙しい毎日を送っていると、どうしても毎日こまかく掃除をするというのは難しいですよね。
そんな時に意識して頂きたいのが、【完璧にやろうとしない】ということです。掃除に取り組むためにまずは少しだけやる、ということをお伝えしましたが、まさにここなんですね。最初から完璧にやろうとすると、どうしてもすぐに挫折してしまいます。そうなってしまっては元も子もないですから、まずは少しだけ。継続できるようになったら、自然と完璧にできますので安心してくださいね。
例えば、この後にも紹介する、掃除機を使った掃除など全ての部分を実践するのは週末だけにする。平日は、2~3日に1度だけ、部屋の片づけと拭き掃除だけをするなど。こういった気持ちの切り替えも大事ですので、ぜひ気楽に考えてくださいね。
ハウスダストを除去!掃除の仕方【手順まとめ】
まず最初に部屋が散らかっていれば、片付けます。そしてスプレーを使って拭き掃除をするという部分までお伝えしましたね。ここまでの流れも含めて、改めて掃除の仕方の手順をまとめますね。
(1)部屋を片付ける
(2)スプレーを使って拭き掃除をする
(3)掃除機をかける
(4)拭き掃除をする
この4つの手順が一連の流れの基本となります。もちろん、細かい部分で掃除の仕方をお伝えすると本が一冊書けてしまうほどのボリュームになってしまいますが、この流れを意識して実践するだけでずいぶんとハウスダストを除去することができるんですね。
掃除機をかけた後にも拭き掃除をするという手順になりますが、これは掃除機の排気口から出てくる風によって舞ってしまったハウスダストを改めて除去するために行います。この時には最初に行ったスプレーの拭き掃除とは違い、濡れ雑巾でササッと掃除してしまって大丈夫です。
基本的な流れさえ抑えておけば、細かい掃除のテクニックなどに振り回されなくて済みますので、ぜひこの流れを抑えておきましょう。また、ダニが繁殖しやすい布団やベッドの掃除もやはり小まめに行う必要がありますので、寝室のハウスダスト対策もしっかり意識してみてくださいね。
こうして掃除の仕方に一工夫加えるだけでハウスダストアレルギーの症状を抑えることは可能です。もちろん、同時に体質改善を意識した生活をお送る様にすると更に症状を緩和することは可能となっています。
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