鼻づまりの原因を知り、予防することが大切
40歳女性、現在は両親と同居し、家事手伝いをしています。アレルギー性鼻炎による鼻づまりに、長年悩まされてきました。
アレルギー性鼻炎の原因は家の中にあった
子供の頃に受けた検査で、ハウスダストにアレルギーを持っていることがわかりました。私が子供の頃は、母が家で洋裁の仕事をしており、部屋の中は服の繊維から発生するホコリでいっぱいでした。納期のある仕事で忙しかったため、掃除もきちんとしていなかったようでした。
それが私のアレルギーを悪化させた原因だったのですが、母もそう簡単に仕事を変えるわけにもいかず、我慢するしかありませんでした。
鼻づまりによるイタすぎる弊害…
当時は一日中鼻がムズムズし、鼻水が垂れ、ティッシュが手放せませんでした。どんなに鼻をかんでも、常に鼻がつまっていて、全然スッキリできません。鼻でまったく息ができないので、呼吸は常に口呼吸でした。そのため口の中が乾き、子供なのに口臭もありました。
夜も息苦しく、眠れない日も多くありました。もちろん耳鼻科には通っていましたが、鼻の奥に細長い器具を入れられたりと、子供だった私には辛い治療でした。耳鼻科の先生にはいつも「こんなに鼻がつまっていると、勉強しても頭に入らないでしょ?」と言われていたほどでした。薬を処方されても副作用で下痢になり、症状がよくなる兆しはありませんでした。そのうち嫌になり、耳鼻科には行かなくなりました。
環境を変えることによって症状が一気に軽減
私が進学した高校は実家から離れた地域にあったため、中学を卒業するとすぐに高校の近くで一人暮らしを始めました。すると数ヶ月後、鼻づまりがずいぶんと楽になっていることに気が付きました。
たまに実家に帰ると、途端に症状が出始めるため、やはりホコリっぽい場所が鼻炎の大敵だと再認識させられました。高校を卒業するころには母が洋裁の仕事を辞めたため、実家に帰っても以前のように酷い症状は出なくなりました。
鼻づまりを悪化させない対策
成長するにつれ自然に体質が変化したこともあってか、現在はずいぶん症状が軽くなりました。とはいえ、やはりホコリの多い場所に行くと、鼻がムズムズして苦しくなってきます。そのため、冬場にはホコリの原因となりやすいコタツを出さず、ホットカーペットを使用することにしています。他にも、掃除機は毎日かけ、ちょっとした拭き掃除をするときでも必ずマスクを着用する、などの対応を心掛けています。
鼻炎の症状が出そうなときには、すぐに鼻うがいをするのがベストだと思いますが、そう気軽にできることではありません。症状によっては鼻の粘膜に刺激を与えてしまうこともあります。また、女性ならば日中はメイクが落ちてしまうなど、少々面倒です。その代わりに、ちょっとムズムズッときたらすぐに普通のうがいをしたり、ペパーミントやユーカリなどのアロマオイルを嗅いだりしています。これだけでも、症状の急激な悪化を防げます。
鼻炎による鼻づまりの苦しさは本当に辛いものです。自分でできる対策があればそれを行い、アレルゲンから自分の鼻を守ることが大切です。
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