ブリーズライトが鼻づまりに効かない、決定的な理由とは?
アレルギー性鼻炎などで鼻づまり症状が続いてしまうと、夜にしっかりと熟睡できずに慢性的な睡眠不足になってしまいますよね。睡眠不足になってしまうと、イライラしやすかったりと更なる弊害が出てきてしまうという問題も。更に注意しなければいけないのが、特に鼻炎体質の場合、睡眠不足が続いてしまうと自律神経・免疫バランスまでが崩れてしまうので、鼻づまりの症状が更に悪化してしまうという悪循環に陥ってしまいます。
そんな場合に鼻腔を強制的に拡張させて鼻づまりを解消させるというグッズがブリーズライト。慢性的な鼻炎はもちろん、花粉症など季節性のアレルギー性鼻炎による鼻づまりにも効果があるとして実際に使っている人は多いですよね。ただ、ブリーズライトを使っても鼻づまりに効かないという場合。どういった原因が考えられるのか?ここではその原因と対処法についてまとめています。
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そもそも、ブリーズライトが鼻づまり解消に効果がある仕組みとは?
まず、ブリーズライトで鼻づまりが解消する仕組みをしっかりと把握しておく必要があります。というのも、あなたご自身にブリーズライトがそもそも効果がない可能性が高いという原因も考えられるからなんですね。そうなると、いくら使い方に注意しても結果的に時間を消費するだけ…となってしまい、逆にストレスになってしまいます。
では、ブリーズライトが鼻づまりに効くという仕組みをまずご説明させて頂きますね。ご存じのとおり、ブリーズライトはプラスチック製のバー状になっている鼻づまり解消グッズですが、その仕組みはいたって単純です。その反発力によって鼻腔を広げることによって鼻通りをスムーズにしてくれるという仕組みになっているんですね。他の鼻炎対策グッズなどとは違い、薬剤が使われていないので安全性も高いということで使っている人も多い製品ですね。
ブリーズライトが効かない、最大の原因とは?
ブリーズライトは鼻腔を広げることによって鼻づまりを解消するという製品です。鼻腔を広げることによって鼻通りが良くなる。これは、おわかり頂いたかと思いますが、次に【なぜ鼻づまりが引き起きるのか?】という部分を少し説明させて頂きますね。
まず、鼻づまりは鼻腔内の粘膜の炎症によって引き起きているケースがほとんどです。その原因は花粉症など季節性のアレルギー性鼻炎から、ホコリ・ダニなどの通年性アレルギー性鼻炎、また風邪の場合はウイルスが原因になっています。こういった異物が外部から侵入し、鼻粘膜に刺激を与えることによって粘膜が炎症し、鼻腔内が腫れあがってきます。その結果として、鼻の中の空気の通り道が狭まってしまうことが、鼻づまりの原因になっています。
この通り道が狭くなった鼻腔を強制的に広げるのが、ブリーズライトの大きな役割りになっています。ではなぜ、鼻腔を広げても鼻づまりが解消されないのか?これはいたって単純明快、鼻腔を多少広げたとしても、通用しないくらい鼻の粘膜が腫れあがっているケースがほとんどです。いくら外部からブリーズライトを使って強制的に鼻腔を広げたとしても、何センチも広げることはできないからなんですね。多少の粘膜の炎症であれば数ミリ、鼻腔を広げることによって鼻通りが良くなることもありますが、あまりにも腫れあがっている場合にはあまり効果を発揮してくれません。
そして、もしあなたの鼻が低いというのであれば、なおさらです。日本人はそもそも鼻が低いので、鼻腔内で少し炎症が起きてしまうだけで、すぐに鼻づまりを引き起こしやすい民族だと言われているんですね。鼻炎体質に加えて鼻が低い、というのであれば鼻づまりを引き起こしやすいのは当然なんですね。
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使い方に問題がある場合も…
基本的には、鼻の粘膜が炎症を起こしすぎている場合にはブリーズライトが効かないケースが多いです。ただし、ブリーズライトの使い方に問題がある場合もしっかりと効果が得られませんので、注意が必要です。
特に多い失敗のケースというのが、ブリーズライトを貼る位置が間違っているという場合です。上すぎても効きませんし、下すぎても効果を発揮してくれません。目安としては鼻の一番凹んでいる部分なのですが、抑えると息を吸えなくなる部分です。この箇所にしっかりとブリーズライトを貼ることで効果を最大限に引き出すことができますので、もし実際に使ってみて効かなかったという場合には貼る位置を再確認してみてくださいね。
ブリーズライトの大きなデメリットとは?
日中はもちろん、睡眠中に鼻づまりが続いてしまうと、寝つきが悪くなるだけでなく、睡眠の質が悪くなってしまいます。睡眠の質が悪くなると、更なる悪循環が待ち受けていますが、ブリーズライトに頼り過ぎないということも大切なんですね。
なぜか?というと、ブリーズライトには薬剤が使われていないので副作用がないように思えますが、実は大きなデメリットも存在するんです。それは、強制的に鼻腔を拡張させるということにあります。ホコリ・ダニや花粉などアレルギー性鼻炎には色々な原因がありますが、鼻腔を強制的に広げて空気を取り込むという行為自体、危険性が潜んでいるんですね。それは、アレルギーの原因物質(アレルゲン)がダイレクトに体内に入ってきてしまう危険性です。
今まで鼻の粘膜や鼻毛などでしっかりと吸着できていた花粉やホコリですが、鼻腔を広げることによって空気と一緒に体内に侵入してきてしまいます。鼻づまりが起きる原因としては粘膜が炎症してしまうということを今回の記事内でお伝えしてきましたが、そもそもの根本にはヒスタミンという物質が関係しています。ヒスタミンはホコリ・ダニなどのアレルゲンを退治するために体内で放出される物質なのですが、これが過剰に放出されすぎることによって粘膜が炎症を起こすんですね。ということは、体内にアレルゲンが侵入すればするほど、このヒスタミンの放出量が増える危険性が高まってしまいます。
使い方によっては辛い鼻づまりを解消することができる便利なブリーズライトではありますが、こうしたデメリットも同時に兼ね備えているということを忘れずに、どうしても辛い場合にだけ使うようにすると良いかもしれないですね。
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まずは鼻づまりの原因物質を遠ざけることが重要
どうしても鼻づまりや鼻炎が辛い時には鼻炎対策グッズに頼るというのも良いですが、それよりもまず重視したいのが「いかにしてアレルゲンを遠ざけるか?」ということです。アレルギーの原因がもしわかっていない場合でも、何らかの原因物質があって鼻づまりが引き起きていることは間違いないんですね。そしてそのほとんどが、ホコリ・ダニ・花粉などです。こういったアレルギーの原因物質は、しっかりと対策をすることである程度は身の回りから遠ざけることができるので、まずはアレルゲンを遠ざける環境的な対策を生活習慣に取り込むようにしましょう。
例えば、室内を掃除する時にも、ただ掃除機をかけるのではなくホコリ・花粉を舞いあがらせないように工夫をするなど。新聞を濡らし、よく絞って床を拭いてから掃除機をかけるといった工夫も有効ですし、帰宅したら服を掃除機で吸い取るといった工夫も有効です。これは花粉、ダニ、ホコリなど、それぞれの鼻炎の原因によってもそれぞれ対処法が違うので、「どういった環境的対策が最適なのか?」をしっかり把握した上で取り組むようにすると更に有効です。
鼻づまりで寝苦しい時こそ、睡眠の工夫が大切
睡眠不足が続いてしまうと自律神経のバランスが崩れ、余計に鼻炎症状が悪化しやすいということをお伝えしました。鼻づまりが悪化した状態だと、なかなか寝付きにくいものではありますが、そんな時こそ睡眠に対して工夫することが有効です。
例えば、午前0時~3時の間にはしっかりと寝ていること。この時間帯は、成長ホルモンが体内で分泌されるゴールデンタイムなので、必ず寝ているようにしましょう。成長ホルモンが分泌されると、細胞分裂が活発になり、免疫細胞もつくられます。こうして正常な免疫細胞がつくられることで、免疫バランスも整ってきますので、鼻炎症状を軽減させることができます。もし寝つきが悪いという場合には、11時前には必ず布団に入るようにしておくなど、眠りにつくまでの時間も考慮した上で布団に入ると良いですよ。
その他にも、正しい高さの枕を選ぶなど。枕は高すぎても低すぎてもリラックスすることができないので、寝つきが悪くなってしまい、睡眠の質も落ちてしまいます。また、枕の高さが合っていないとイビキの原因にもなってしまうんですね。人それぞれ多少の違いはありますが、基本的には頭の高さが3センチ、そして首の高さは8センチだと安眠しやすいと言われていますので、今あなたが使っている枕の高さをまず計ってみると良いかもしれないですね。
また、寝つきが悪いという場合にはカーテンの色を変えるという方法も効果的です。特に青色は気持ちを静めてリラックスさせる効果がありますので、おすすめです。もしカーテンを変えるのが難しいという場合には、枕元など寝る直前に目につく場所に青色のアイテムを置いておくというだけでも有効です。
【まとめ】
・ブリーズライトが効かないほど鼻の粘膜が炎症を起こしている可能性
・貼る位置が間違っている可能性もある
・ブリーズライトを常用的に使うと症状悪化のリスクあり
・アレルギーの原因に合わせた掃除の工夫が大切
・午前0時~3時には必ず寝ておくことで免疫バランスを整えられる
・枕の高さにも注意する
・寝る前には【青色】を見るようにする
鼻づまり対策グッズは効果のあるもの、ないもの含めて世の中には数えきれないほど出回っています。もちろん、その中でも人によってはバツグンに高い効果を発揮してくれるグッズも存在しますが、重要なのは鼻炎を悪化させないための生活習慣を意識するということ。
この記事中では睡眠・環境対策の重要性をお伝えしましたが、もちろんバランスの良い食生活も鼻づまり解消には必要不可欠です。「それだけ」に頼らず、総合的に症状を悪化させないための工夫を少しずつでも習慣化させることが結局は一番の近道なんですね。
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