ハウスダストでくしゃみが止まらない…ピタッと瞬時に止めるには?
ハウスダストによるアレルギー症状は主に鼻水が止まらないという症状が多いですが、人によってはくしゃみが止まらないという人もとても多いですね。普段の生活はもちろん、くしゃみが止まらないと仕事にまで支障が出てきますので辛いところ…。マスクをしたりなど色々な対処法もありますが、今回はしっかり効果を体感できる対処法についてご紹介しますね。
掃除に一工夫するだけでグッとクシャミが減る
くしゃみが止まらない場合にマスクをしたり、また家の中では空気清浄機を使ったりと色々な対処法がありますよね。もちろんそういった対策も効果的ではありますが、特に注意すべきは掃除の方法です。実は普段何気なく行っている掃除に一工夫を加えるだけで、グッとくしゃみを減らすことができるんですよ。
まず意識したいのは、掃除の順番です。散らかった部屋を片付けてから掃除機をかける人が多いですが、すぐに掃除機をかけるのはNGです。掃除機は排気口から風が出ますが、この風によってハウスダストが空気中に舞ってしまい、結果としてすべてを吸いこむことができないんですね。
掃除機をする前には、まず拭き掃除をするようにしましょう。濡れた雑巾で拭き掃除をするという方法も良いですが、水をスプレーに入れて、スプレーを床に吹きかけて雑巾(濡れていない雑巾)で拭くと、さらにハウスダストが舞いあがりにくいのでおすすめです。こうしてまずはハウスダストが空気中に浮遊しない状態にしてから、掃除機をかけるようにしましょう。
今の生活の中ではあまり雑巾をかけるという習慣はない人も多いですが、もちろんクイックルワイパーなものでも大丈夫です。ポイントは、ハウスダストを舞いあがらせないことなんですね。
くしゃみが止まらない場合に試したい食事法
ハウスダストが原因でくしゃみが止まらない場合、ほとんどがダニアレルギーか、もしくはハウスダストアレルギーが原因になっています。もともとは体にとってそこまで有害ではないものを天敵とみなしてしまうので、体が過剰に反応してクシャミが止まらなくなるわけですね。
こういった状態だと免疫バランスが崩れているケースが非常に高いのですが、まず免疫バランスを整えるために意識したいのが食事です。色々な食材をバランスよく食べるということも大事ですが、それ以外にも2つ重要なポイントがありますので紹介しますね。
まず1つ目のポイントが、免疫細胞を強化してくれる栄養素を意識するということ。免疫細胞を強化してくれるのが、良質なタンパク質なんですね。例えば、お肉や魚・卵や大豆など。もちろん、納豆や豆腐のように大豆を加工した食品でもOKです。特に卵は細胞が成長するために必要な栄養素がたくさん詰まっていますので、なるべく意識的に摂取するようにしてみてくださいね。
2つ目のポイントは、食物繊維をしっかりと摂取することです。食物繊維は腸内に溜まってしまった老廃物をしっかりとからめとってくれます。こうすることで便のかさを増やしてくれますので、結果として腸管を刺激して排便効果を高めてくれます。こうして腸内環境を正常にしていくことで免疫バランスの乱れを解消し、くしゃみなどアレルギー症状を抑える効果もあるんですよ。
基本的には良質なたんぱく質・食物繊維を意識して食べるということですが、それ以外に意識的に摂取したい食材についても少しお伝えしますね。
まず1つ目が、キノコ類です。きのこにはβ-グルカンという栄養素が含まれています。この栄養素は、免疫反応を正常化する働きがありますので、クシャミや鼻水などアレルギー症状を軽減してくれる効果があります。シイタケ・シメジ・まいたけ・なめこなど色々なキノコがありますが、自分が食べられるものを選ぶようにしてみてくださいね。目安としては、1日に1回はキノコ料理を摂り入れるようにしましょう。
そして2つ目は、発酵食品です。お味噌や漬物・納豆など和食の発酵食品にはTh1細胞を増やす働きがあります。このTh1という細胞ですが、もしかしたら聞いたことがないかもしれないですね。このTh1細胞というのはアレルギーの原因となる細胞の活性化を防ぐ効果があるんです。また、それ以外にも病気・ガンなどを攻撃してくれる細胞でもありますので、病気予防にも効果的なんですよ。特に漬物・ヨーグルト・納豆・パン酵母などは効率的にTh1細胞を増やしてくれるので、おすすめです。
アレルギー症状を緩和させる入浴法とは
忙しい毎日を送っていると、ついついシャワーだけで過ごしてしまいがち。ただし、湯船にお湯を張ってしっかりと体を温めることはクシャミなどアレルギー症状を緩和させてくれますので、ぜひ取り入れるようにしてみてくださいね。
なぜお湯につかるとアレルギー症状が緩和されるのか?これにはしっかりと理由があります。お湯につかると体温を上げることができますよね。逆に、低体温(36度以下)だと自律神経のうちの交感神経・副交感神経のどちらかが過剰に働いているということがすでに確認されているんです。わかりやすく言うと、低体温だと自律神経のバランスが崩れてしまうということですね。自律神経のバランスが崩れてしまうことによってアレルギー症状が悪化することはすでに確認されていますから、しっかりと基礎体温を上げるためにもお湯につかることは必要なんです。
ただし、入浴法はあなたご自身の体質によって変えるべきなので、実は注意すべき部分でもあります。どういうことかと言いますと、体力がなかったり心臓があまり強くない人、そして体力がある人とでは適した入浴法が違うんですね。誤った入浴法を行ってしまうと、かえって体調不良を招く危険性が高まるので注意しましょう。
まず体力がある人の場合ですが、41℃ほどのお湯に首まで10分間つかります。41℃というと少し熱く感じますが、すぐに体温を上げることができるのでアレルギー症状緩和にも効果的です。
逆に、体力がなかったり心臓があまり強くないという人の場合。そういった場合には、38~40℃くらいのぬるま湯につかります。あまり熱いお湯だと、体への負担が大きすぎるからですね。そしてお湯につかる場合ですが、おへそから胸の高さまで浸かる形になります。半身浴をイメージして頂くとわかりやすいですね。この状態で15~30分ほどかけてじっくりと体を温めていきましょう。
出そうなクシャミをピタッと止める裏技
もしあなたがハウスダストアレルギーを持っているのであれば、少しずつでも体質改善する必要はもちろんあります。ただし、体質改善はすぐに行えて結果が出てくるものでもありません。どうしてもクシャミが止まらないと、仕事にも影響が出てきますし、悪化すると肺炎になってしまう危険性まであります。そんな場合にピタっとくしゃみを止める裏技を1つご紹介しますね。
ピタッとくしゃみを止める方法。それは、鼻の下と唇の間を押すという方法です。そもそもなぜクシャミが出るのかというと、アレルギー症状として体内でヒスタミンという免疫物質がつくられた時。;このヒスタミンが中枢神経を刺激してくしゃみを誘発するわけですが、「くしゃみを出しなさい」と命令している神経がこの場所に存在しているんですね。
このくしゃみの命令を脳に届けている神経を物理的に邪魔してあげることで、くしゃみを軽減させることができるんです。会議中や接客中など、どうしてもくしゃみができない時にぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
まとめ
・拭き掃除を重点的に行うこと
・タンパク質と食物繊維を意識した食事を摂る
・キノコはアレルギー症状を抑える効果アリ
・自分に合った入浴法で基礎体温を上げる
・鼻の下を押すことでピタッとくしゃみを止められる
ハウスダストが原因でくしゃみが止まらないという症状を持っている人はとても多いですが、やはり根本的な対処法としては体質を改善していくこと。体質改善を意識した生活を送りながら、裏技的にくしゃみを止める方法だったり、場合によっては薬に頼るというのも1つの方法ですね。
まずは長期的な目線と短期的な目線、両方の視点を持って挑むことが重要となります。
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