【子供の鼻づまり】眠れない時に即効性のある3つの方法

2016年10月30日

7f7e6f1529df5c28d8121f27d58c695c_s鼻づまりの原因は風邪や鼻炎など人によって様々あります。ただ、どんな場合でも鼻づまりが悪化してしまうと呼吸が苦しくなってしまうので、生活するだけでも辛い状態が続いてしまいますよね。特に子供さんの場合、さらに辛くなってしまいます。

日中の鼻づまりも辛いですが、特に夜に鼻づまりが悪化してしまうと眠れくなる子供も非常に多いです。もしお子さんが花粉症や鼻炎など、アレルギー性鼻炎体質の場合には薬で治療したり、徐々に体質改善をしたり…と対策をしていく必要がありますが、特に悪化した夜はそういった即効性のある対処法が必要になります。

そこで、この記事では鼻づまりが悪化して眠れない子供に【即効性のある鼻づまり解消法】を3つご紹介させて頂きます。それぞれの子供さんによって体質は様々ですので、もちろん全ての方法が必ず効果があるというわけではありません。ただし、どれも非常に効果の高い鼻づまり対処法になっていますので、ご自身のお子さんに合っているかどうか?といった目線で確認してみてくださいね。

めん棒を使ったリンパマッサージ法

鼻づまりにも様々な症状がありますが、大きく分けると【鼻がつまるタイプ】と【鼻水が止まらないタイプ】の2つに大別されます。ここで紹介する解消法は、特に鼻水が止まらないタイプに効果てきめんな方法になります。なぜ効果があるのか?については鼻づまり解消法の後にご説明させて頂きますので、まずはやり方をご紹介しますね。

(1)片方の膝を曲げて床に座る
(2)膝の内側から股関節に向かって、めん棒を使ってさすっていく
(3)これを左右6回ずつ行う

(1)右手にめん棒を持ち、左肘から脇の下に向かってさする
(2)このマッサージを6回行う
(3)逆の手も同じように行う

(1)綿棒を両手(お尻の部分)で持つ
(2)お尻の下から、中心部へ肉をかきあげるようにさする
(3)これを左右6回ずつ行う

3つのパターンをご紹介しましたが、可能であればこの全てを実践します。もし子供が嫌がるようであれば、どれか1つでも良いので6回ずつ行います。

なぜ、このマッサージ法が鼻づまり(鼻水タイプ)に効果があるのか?というと、これはリンパを刺激するマッサージ法になっているからなんです。

どういうことかと言いますと、人間の6~7割は水分で占められていますが、この水分が体に悪さをしてしまうことも非常に多いんですね。体内の水分代謝がうまく行われないために、余分な水分がたまってしまって鼻づまりという症状になってしまいます。

具体的には、鼻のあたりに余分な水分が溜まっているせいで、この水分が鼻水として出続けてしまうという仕組みになっているんですね。花粉症はもちろん、アレルギー性鼻炎やウイルス性の風邪なども、仕組みとしては同じになっています。

こういった背景があるので、リンパをめん棒でしっかりと刺激して体内の水分の流れを良くしてあげることによって、鼻づまりを解消できるというわけなんです。ただ、リンパマッサージというと力の加減などが難しいイメージがありますが、ここで紹介したとおりめん棒を使うことによって、均一に力を加えることができるんです。

小さい子供さんの場合にはあなたがめん棒をつかってマッサージをしてあげると良いですし、少し大きくなってきた子供であれば、遊びの一環としても実践しやすいんですね。

塩水を使った鼻うがい法

もし子供が嫌がらないのであれば、一番即効性の高い鼻づまり解消法が鼻うがいです。特に眠れない時(夜)には鼻づまりが普段より悪化している場合が多いですが、そういった場合にもかなり有効です。まずは、即効性のある鼻うがいの正しいやり方をご紹介しますね。

【用意するもの】
・(大きめの)ボウル
・小さめの器
・ぬるま湯
・食塩

【手順】
(1)ぬるま湯(1と1/2カップ)と食塩(小さじ1/4)をボウルに入れて混ぜます
(2)器に食塩水を入れ、片方の鼻の穴をつけて吸いこみ、吐き出します
(3)もう片方の穴も同様に行います

手順としてはとってもカンタンですし、準備するのもそれほど大変ではありません。ただ、しっかりと食塩の量を守らなければ鼻が痛くなったり、むせたりしてしまいますので注意してくださいね。

この塩水を使った鼻うがいの方法ですが、かなり昔から世界各地で色々な方法で行われてきました。これは、塩による殺菌効果によるものが大きく影響しています。

乾燥タイプの鼻づまりはもちろん、鼻水タイプの鼻づまりのどちらも、対処するためには鼻の粘膜を雑菌から守ってあげることが重要になってきます。特に花粉症やアレルギー性鼻炎の子供さんの場合には更に高い効果を発揮してくれます。これは鼻の粘膜を雑菌から守るだけでなく、すでに鼻の粘膜に貼りついてしまった花粉やダニ・ホコリなどを洗い流すことができるからなんです。

眠れない時に実践すると、すぐに鼻通りが良くなるケースが多いですし、日常的に(朝夜の1日2回)実践することで症状軽減にもつながります。ただし注意点としては、1日3回以上は実践しないこと。あまりにも頻繁に鼻うがいをやりすぎてしまうと逆に粘膜を傷つけてしまう危険性が出てくるためです。

小指に湿布を貼るだけの超お手軽対処法

可能であれば塩水を使った鼻うがいを実践していただくのが一番ではありますが、子供が眠れないほど鼻づまりが悪化している場合、かなりグズってしまっているかと思います。そんな場合、時間もかからず(10秒ほどで実践できます)、効果も抜群な方法があります。

それが、小指に湿布を貼るという方法です。やり方はいたってカンタンで、ご家庭にある湿布を5センチ角の正方形に切ります。そして裏面のシートをはがし、小指の手のひら側の第1関節と第2関節の間に貼ります。そして、剥がれにくいようにテープでグルッと巻いてあげるだけです。これを両手同じく貼ってあげてくださいね。(5センチ幅は子供の指のサイズに合わせて調整してくださいね)

では、なぜ小指に湿布を貼るだけで鼻づまりに効果があるのか?というと、自律神経を整える効果があるからなんです。鼻づまりが悪化する原因としては、風邪や花粉症・鼻炎など色々な原因が考えられますが、自律神経のバランスが乱れてしまうと更に鼻づまりが悪化してしまいます。これを防ぐ効果が期待できるんですね。

そのために、小指の第1関節と第2関節の間に湿布を貼るということですが、湿布によって刺激を与えることによって、首筋の筋肉をゆるめることにつながります。その結果として、神経の緊張が和らぐので鼻づまりが改善しやすいんですね。

この方法はお金も一切かからずに、そして10秒ほどで実践できて効果もすぐに出てきやすいので、ぜひ実践されてみてはいかがでしょうか。

子供に即効性のある鼻づまり対処法まとめ

・鼻水タイプの鼻づまりにはリンパマッサージが有効
・一番効果が出やすいのは塩水を使った鼻うがい法
・10秒で実践できる小指湿布法も即効性がある

この記事では3つの鼻づまり対処法をご紹介させて頂きましたが、子供さんに実践するにはそれぞれ向き不向きもあるかと思います。もしお子さんがまだ小さい場合には、まず小指湿布など時間のかからない方法を試してみてくださいね。

風邪など短期的な鼻づまりにはこういった対処法だけで充分ですが、花粉症や鼻炎などアレルギーが原因の鼻づまりの場合には、日常からしっかりと対策を行っていく必要があります。その対策も、効果がある方法、効果が薄い方法など、その子供さんそれぞれによって異なりますので、ぜひお子さんの様子を更に詳しく観察してあげて最良の対処法を見つけてみてくださいね。