ブリーズライトキッズは4才以下の子供に使って大丈夫なの?

2016年9月19日

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鼻づまりの原因は人それぞれですし、鼻づまり解消グッズも色々なタイプのものが販売されていますよね。特に大人に人気の高いグッズはブリーズライトですが、子供の鼻づまりに対してはどう対処すれば良いのか?この記事でまとめていきますね。

また、ブリーズライトキッズ以外でも鼻づまりを解消する方法は本当に多くあります。この記事の後半では、【子供にすぐに試せる超・鼻づまり解消法】もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

子供の鼻づまりは超危険!

花粉症やアレルギー性鼻炎など慢性的な鼻づまりの原因は様々ですが、その影響は大人よりも子供の方が大きいんですね。というのも、鼻づまりによって睡眠障害になってしまう子供が急増中なんです。これは日本だけでなく世界規模で急激に増加してしまっている台問題なのですが、原因はやはりアレルギーが関係しています。

大人であれば鼻づまりによって夜しっかり睡眠をとることができずに、日中の集中力低下などの原因にもなっています。もちろん、子供も同じく鼻づまりによって慢性的な睡眠不足になってしまい、日中の集中力低下といった影響が出てきてしまいます。ただし、怖いのはそれだけではないんですね。

子供が鼻づまりによって睡眠不足になるとどうなるか?というと、キレやすくなる・怒りっぽくなる・攻撃的になる・落ち着きがなくなる、こういった怖い症状が出てしまう傾向にあることが確認されているんですね。もちろん、集中力低下は学力低下の原因にもなっています。

ここまで大きな影響をもたらす原因になっているのは、【前頭連合野】という脳の組織が関係しています。この部分は集中力や注意力、また記憶力といった能力に関わる働きをもっています。加えて、【動機づけ】という重要な働きもになっています。動機づけとは、やる気を出すための動機づけだったり、勉強やスポーツに対するやる気のこと。

そしてこの前頭連合野は大人よりも子供は未発達なので、睡眠不足によって非常に影響を受けやすい場所でもあるんですね。鼻づまりによる睡眠不足でここまでの影響が出ることを考えると、恐ろしいですよね。一説には、少年事件の低年齢化が進む背景にアレルギーがあるとも言われています。

ブリーズライトによって鼻づまりが解消される仕組み

鼻づまりになる原因は子供でも大人でも仕組みは同じです。もともとアレルギー性鼻炎を持っていたり、または骨格によって鼻づまりが起きやすかったり。こういった根本的な原因があって空気の通り道が狭くなってしまうことで鼻づまりが引き起きてしまいます。

ブリーズライトを使うことによって、強制的に(物理的に)鼻腔を広げることができるので、鼻の中で空気が通りやすくなるんですね。通常、鼻づまりを解消するというと点鼻薬や内服薬など、薬によって対策をしていきます。ただ、ブリーズライトの場合は薬を使っているわけではないので副作用の心配もなく、子供でも安心して使えるということで、利用している家庭が増えてきています。

なぜブリーズライトジュニアは5歳以上なのか?

実際にブリーズライトを使った経験があれば、その効果はご存じかと思います。もちろん人によって効果の出方に違いはありますが、やはり効果を体感しやすい鼻づまりグッズというのは間違いないですよね。

ただ、子供が鼻づまりで苦しいという場合、ブリーズライトを使う時に注意したいのが【5歳以上】が対象年齢となっているということ。ブリーズライトキッズという子供用の製品が販売されていますが、対象年齢が5歳以上なんですよね。「じゃあ、4才だったらどうすれば良いの?3才なら?」と疑問に思うかもしれないですが、なるべく使わない方が良いです。

というのも、ブリーズライトが対象年齢5歳以上となっているのは、【鼻の大きさ】で判断しているためです。子供用、大人用と比べて構造そのものは同じなので、やはり5歳未満だと鼻が小さすぎて効果が期待できないということが考えられるからなんですね。そして、4才以下だと誤飲や皮膚トラブルの危険性も考えられるので、なるべく使用は控えた方が良いでしょう。

4才以下の鼻づまり対策はどうすれば良い?

花粉症やアレルギー性鼻炎などによって鼻づまりが引き起きる仕組みは子供も大人も同じです。外部からの侵入物(アレルゲン)に体が過剰に反応してしまうため。ただ、実はそれだけではありません。

交感神経と副交感神経の2種類の神経が私たちには存在しますが、このバランスが乱れることによって鼻づまりの症状が悪化してしまうんですね。特にブリーズライトを使うということで睡眠中の鼻づまりを考えてみると、寝ている間には副交感神経が優位に働いてしまします。

副交感神経が優位に働くと、鼻の粘膜に存在している血管が膨張してしまうので鼻づまりが悪化してしまうという仕組みになってしまいます。よって、重要なことは自律神経のバランスを乱さない食生活だったり生活習慣を子供に意識させてあげることです。

とは言っても、子供に「自律神経のバランスを乱さないように」と言っても無理な話ですから、もし鼻づまりが悪化してしまった時の対処法についても1つご紹介しておきますね。

小指に湿布を貼るだけで鼻づまり解消?

ブリーズライトを使えば少しでも鼻通りが良くなりますが、4才以下の子供の場合には使えないので、他の鼻づまり解消法をしてあげる必要があります。とは言っても、アレルギー性鼻炎や風邪など鼻づまりの原因はそれぞれですし、治療方法も様々ですよね。ただ、「今日は特にうちの子供が鼻づまりがヒドくて辛そう…」という場合に効果絶大な鼻づまり解消法を1つご紹介させて頂きますね。家にあるアイテムですぐに実践できて、効果も絶大なのでぜひ試してみてくださいね。

使うものですが、湿布だけです。この湿布を両手にグルッと巻いてあげるだけで鼻づまりが一気に緩和されるんですね。

「なんで湿布を小指に巻くと鼻づまりが緩和されるの?」と不思議に思うかもしれないですが、湿布によって小指に刺激を与えることによって、首筋の筋肉を緩める効果があるんです。すると、神経の緊張が和らぎますので鼻づまりを緩和してくれるんですね。

交感神経が必要以上に高まってしまうと、不安感が増してしまったり、イライラしたりと神経が過敏になります。それを小指に湿布で刺激を与えることで神経を穏やかにし、結果的に鼻づまりまで解消してくれるというわけなんです。もちろん副作用はありません(皮膚かぶれには注意しましょう)し、ブリーズライトを常用するよりもずっと安く済みますので、ぜひ試してみてくださいね。

具体的なやり方ですが、まず湿布をハサミで7センチ角に切っていきます。そして、小指の手の内側と外側にそれぞれ貼るというやり方になります。貼っていく場所ですが、小指の第1関節と第2関節の間にはります。そのうえで、湿布が動かないようにテープ(絆創膏でもOK)で指をグルッと巻いて湿布を固定します。これを両手に行っていきます。

この「手の小指湿布」という鼻づまり解消法ですが、京都にある安田院院長の安田譲先生という方が考案した方法で、すでにその効果は確かめられているんですね。さらにこの方法は神経の乱れを抑える効果があるので、鼻づまりだけでなくアトピー・うつ・不眠など神経が影響している病気にも効果があることが確認されているほどなんですよ。

【子供の鼻づまり対策】まとめ

・子供の鼻づまりは集中力低下、キレやすくなるなど危険が多い
・基本的に4才以下にブリーズライトキッズは使わない
・自律神経のバランスを整えてあげると鼻づまりが解消される
・小指に湿布を貼ると鼻づまりを解消できる

子供の鼻づまりはキレやすくなってしまったり、学習能力の低下など弊害があまりにも多いのでなるべく早めに対処してあげる必要があります。そして、「特に今日は子供の鼻づまりがヒドいな」というような時には、記事の後半した、湿布で鼻づまりを解消する方法なども取り入れてみてくださいね。

もちろん、長期的に考えると皮膚トラブルなどの問題も出てきてしまいますが、かなり早くに効果を体感できる対処法でもあります。こういった対処法と組み合わせて、慢性的な鼻づまりを解消する方法を実践していくと良いかもしれないですね。