【蓄膿症の治し方】再発してしまう最大の理由とは?
蓄膿症を発症してしまうと、頭痛が続いてしまったり食事の味がわからなくなったり。また、いくら鼻をかんでも鼻水が出続けたり、仕事や私生活でも大きな影響が出てきてしまいますよね。こんな状態が続くと、ただストレスが溜まるという問題では済まされなくなってしまいます。
さらに蓄膿症は再発しやすいので、常に体調や気候の変化に憂鬱な気持ちになってしまいますよね。では、どうすれば蓄膿症を治すことができるのか?この記事では、そもそも蓄膿症が再発しやすい理由から、繰り返しやすい蓄膿症の治し方をまとめていきます。
蓄膿症が再発しやすい3つの原因とは?
蓄膿症は一度かかってしまうと再発しやすいことはあなたもご存じかと思いますが、蓄膿症が再発しやすいのには大きく分けて3つ理由があります。
まず1つ目の理由ですが、細菌を副鼻腔内から完全に除去できないため。病院にかかると蓄膿症を治すための飲み薬や点鼻薬をもらいますが、薬の作用としては細菌を殺すこと。ただ、多くの細菌を薬によって死滅させることができても、完全に消し去ることはできないんですね。そのため、何かのきっかけ(免疫力の低下など)があるとすぐに細菌がまた増殖し蓄膿症の症状が出てくるわけです。
2つ目の理由ですが、これはあなたの体質が大きく関係しています。もともと体が弱かったり、ウイルス・細菌に対しての抵抗力が弱かった場合、これも免疫力の低下などがきっかけで蓄膿症を発症しやすくなってしまいます。
そして最後に3つ目の理由ですが、これは環境的な要因です。大気汚染によってあなたの体に化学物質が侵入し、さらに室内でもハウスダストや花粉などの対策をしっかりと行えていないために蓄膿症の発症を繰り返しやすい環境ができてしまっているんですね。例えば排気ガスなど体に有害な物質は、それ自体にアレルギー反応を体が示さない場合でも免疫機能を狂わせてしまう働きがあります。これが蓄膿症を再発させるキッカケにもなってしまうんですね。
蓄膿症の治し方について
蓄膿症を繰り返し再発させてしまう3つの大きな原因をご紹介しましたが、ここでぜひ考えていただきたいのが、【あなたが今行っている治療法】です。もしかすると病院で処方された薬を服用しているかもしれないですし、市販の点鼻薬を使っているかもしれないですね。
ただ、【蓄膿症の治し方】ということを考えた場合、そもそも蓄膿症が再発する原因がご紹介させて頂いたとおりなので、薬だけではどうしても完治させることは難しいんですね。極端に言ってしまうと、現代医学での治療法は通用しにくいとも言えます。
では、どうすれば良いのか?というと、蓄膿症の再発を防いで治すためには、あなたの体そのものを強くしていく必要があるんですね。これを体質改善とも言いますが、やはり体質を変えていくしか治し方はないんです。その中でもちろん、環境的な対策(ハウスダスト対策など)も合わせて行っていくことで再発を防ぎ完治させることができるんですね。
注意すべき薬の副作用とは?
蓄膿症を治す方法といえば、基本的には薬によって治療が進められます。あまりにも症状がヒドい場合には手術を行うこともありますが、基本的にはまず最初は飲み薬によって蓄膿症を抑える治療法が行われます。
マクロライド系抗生物質という抗生物質を主に処方されますが、注意すべき副作用があるんですね。というのも、蓄膿症はすぐに完治するという病気ではないので、長期的に治療を行っていく必要があります。その結果、薬も長期間にわたって飲み続ける必要性があるんですね。
ただし、この抗生物質を長期的に飲み続けることによる副作用に注意すべき。この抗生物質の副作用として、肝機能障害が起きやすく、効果の強い薬であれば腎臓・神経系の障害も引き起こす危険性が高まってしまうんですね。
さらにこの抗生物質を飲み続けることによって体が危険な状態に陥ってしまいます。蓄膿症の原因になる細菌からしてみても、同じ抗生物質が何度も体に入ってくれば倒し方を覚えてしまうため、さらに細菌が進化して強くなってしまうんですね。結果的に、薬の効果が薄れていってしまいます。こうなると、別の抗生物質を使ったり、さらに効果の強い抗生物質を使うなどする必要がでてくるので、どうしても副作用が出やすくなってしまうんですね。
こういった背景があるために、治療を続けていたとしても、少しずつ悪化してしまうこともありますし、一時的に良くなったとしてもまた蓄膿症が再発してしまうんです。
治療薬としての副作用も怖いですが、それだけでなく細菌がさらに強くなってしまうことによって治療手段がなくなってしまうことの方が恐ろしいので、実は抗生物質を使った治療法は、蓄膿症の最適な治し方とは言えないんですね。
再発しない治し方とは?
薬を使った治療法は、悪い部分に手当を施すという方法なので、蓄膿症のような再発しやすい病気には必ずしも最適な治し方とは言えません。さらに、薬の副作用があったり、薬の効き目が薄れていったりと、薬を飲み続ける期間が長くなればなるほど危険性が高まってしまうんですね。
では、蓄膿症を再発させない、理想的な治し方は?というと、やはり体質改善を行っていくしか方法はないんですね。特に蓄膿症のように再発しやすい病気の場合、根本の体質を変えること以外は再発させない方法はないと言われています。
蓄膿症を治すための体質改善を考えるのであれば、やはり東洋医学が非常に重要になってきます。東洋医学では、体の免疫バランスを正しながら、体が健康であろうとするために働く力を強めることを第一に考えているんですね。
特に蓄膿症に対しても、ハーブや生薬を使った治療法はその効果について多くの実証例があるんですよ。薬とは違い、副作用がないというのも大きなメリットになっています。
例えば、紫蘇の葉を使って殺菌する治療法。紫蘇はもともと中国原産の植物ではありますが、日本には2000年以上前に上陸しています。この紫蘇にふくまれているシソニン(紅紫色素成分アントシアン)には抗菌や消炎症作用がありますし、さらに紫蘇には細菌の繁殖を抑える作用があるので蓄膿症の治療には最適なんです。この紫蘇の濃い汁でうがいをしたり、煎じて飲み続けることによって免疫バランスを整えるという効果も期待できます。
また、のど・鼻の痛みに効果のあるカモミールや、鼻づまり・花粉症の症状を改善するという実験結果が確認されている甜茶(てんちゃ)など。さらに、体の抵抗力を高めて鼻の中の細菌を倒してくれるドクダミなど、実はかなり高い効果が期待できる生薬やお茶・ハーブは数多く存在するんですね。
特に蓄膿症が再発しやすいという場合、今までと同じ治療方法を続けていても結果は変わらないどころか、さらに悪化する危険性も考えられるので、こういった別の治し方を試してみるのも良いかもしれないですね。
【蓄膿症の治し方】まとめ
・蓄膿症が再発するのは細菌、免疫、環境が原因
・体質改善することが重要
・薬の副作用を知っておく
・蓄膿症にはハーブや生薬を使った治し方が向いている
蓄膿症の治し方についての生薬・ハーブの部分では蓄膿症に効果のあるとされている代表的ないくつかのハーブ・お茶をご紹介させていただきました。ただ、それぞれメリットもあればデメリットも存在します。良い面だけでなく、デメリットも見極めたうえで、「自分に合っているか?」を判断して、長く継続できそうなものを選んでみると良いですね。
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