甜茶にカフェインは入ってません。ただ、大きなデメリットが1つあります。
甜茶は花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を抑えてくれる効果があることでも有名ですよね。通常、花粉症などのアレルギー性鼻炎の症状を抑えるためには薬を使いますが、どうしても副作用の危険性が捨てきれないので、小さな子供や妊娠中の女性、またご高齢の方だと特に継続して使い続けるのは避けたいところ。
そこで活躍してくれるのが甜茶ですが、まず抗炎症作用があります。このおかげで鼻づまり・目のかゆみといった症状の原因になる炎症を抑えることが可能。また、アレルギー症状を悪化する原因とされる体内でのヒスタミン分泌を抑える働きがあることからも、民間療法として広く普及しています。
甜茶にカフェインは含まれている?
ただ、「お茶と言っても何か副作用があるのではないか?」と不安になってしまう方が多いのですが、中でも多い疑問が「カフェインが入っているか?」ということです。妊娠中や小さな子供さんはもちろんですが、カフェインに弱い体質の場合には体に不調が出ることが多いんですね。例えば、カフェインは胃腸や内臓に負担が大きいので、胃痛の症状が出る人もいます。また、不眠yは睡眠障害、また血圧が上昇したり貧血になってしまう人も中にはいます。
緑茶や麦茶でさえもカフェインが含まれていますが、実は甜茶にはカフェインは含まれていないので、安心して飲むことができるんですね。
カフェインレスだけじゃない、甜茶のメリット
アレルギー性鼻炎の症状軽減に効果が期待できるお茶ですが、カフェインが含まれていないということで誰でも安心して飲みやすいです。ここに、薬とは違った大きなメリットがあります。また、お茶ということで場所を問わず手軽に飲むことができるのもメリットとしては大きいです。甜茶以外にも、花粉症の民間療法としては色々とありますが、実践する場合に手間がかかってしまったりすると継続することはなかなか難しくなってしまいます。
また、お茶ということを考えると、その成分が変化しやすかったり、保管する時に注意する必要があると現実問題として継続することが難しいですよね。その点、甜茶は手間もかからず、お湯をわかすだけでカンタンに飲めるのはとても大きなメリットになっています。
甜茶以外にも健康茶と言われるお茶は様々ありますが、苦味が強かったり、渋味が気になったり。実際、そういったお茶ってとても多いですが、甜茶は美味しく飲めるのも良いですね。天然の甘みがあるので小さな子供さんでもゴクゴク飲めるんですよ。
甜茶にデメリットはないの?
花粉症などの症状軽減に高い効果があるとされている甜茶ですが、カフェインレスで副作用もない…ということを聞くと、「なにか他にデメリットがあるんじゃないの?」と不安になってしまいますよね。私自身、甜茶を飲む前には不安になったので色々と調べたのですが、1つだけ注意する必要があるので、詳しくご紹介しますね。
甜茶のデメリット、それは【効果のない甜茶も存在する】ということです。ドラッグストアなどでも様々な種類が販売されている甜茶ですが、実はその中に効果が期待できない商品も残念ながら存在するんですね。中には品質の悪い甜茶を使っていたり、他のお茶を混ぜて販売している商品もあります。
では、どうやって見極めれば良いのか?というと、注意すべきはどんな甜茶を使用しているのか?ということです。アレルギー症状の軽減に効果があるとされているのはバラ科の甜茶です。実はバラ科以外にも、3種類の植物の甜茶が存在しているんですね。バラ科以外の甜茶にアレルギー症状改善の効果は期待できませんので、ここだけは注意するようにしましょう。
甜茶は飲みすぎると危険?
甜茶がアレルギー性鼻炎や花粉症に効果があると言われる大きな理由として、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されるのをストップする働きを持っているため。実はこの働きとしては薬の抗アレルギー剤と同じ仕組みなんですね。ただし、薬の抗ヒスタミン薬には副作用があります。それが、眠気や倦怠感です。もしかしたらあなたも、薬を飲んで眠気を感じたことがあるかもしれないですね。
では、抗ヒスタミン薬と同じ役割りを果たしてくれる甜茶は、飲みすぎると危険なのか?というと、実はそうでもないんです。それは、甜茶をいくらたくさん飲んだとしても、ヒスタミンの働き自体を完全に止めるわけではないからなんです。薬では強制的にヒスタミンの働きをストップさせますが、甜茶の場合は違います。
私たち人間が生きて行くためには最低限、必要な体の中でのヒスタミン分泌量は決まっています。これを制御するということではないんですね。ある段階までヒスタミン分泌量を抑えると、そこから甜茶の効果がストップするので、それ以上は効果が出ないということはすでに確認されているんです。甜茶にはこういった特性があるので、これは薬とは大きく異なる部分です。薬は飲みすぎると体への負担が多くなってしまい副作用として出てきますが、甜茶の場合はそういった危険性がないんですね。
1日にどのくらい飲めば良いの?
甜茶には花粉症などのアレルギー性鼻炎、またアトピー性皮膚炎の改善に効果があるとされています。ただ、そういった治療目的、また症状の軽減目的で甜茶を飲む場合には、「1日にどのくらい飲めば良いのか?」という部分が気になるという人も多くいらっしゃいます。
結論からお伝えすると、【好きな時に好きなだけ飲む】というのが良いんですね。「最低限、必要な量は?」と不安になるかもしれないですが、甜茶は薬とは違います。薬の場合、その薬の成分が体内に留まっていられる時間が決まっています。その時間を過ぎる前に次の薬を飲む、ということで1日2~3回など回数が決まっています。もちろん、薬を飲む回数が増えると副作用の危険性も高まるため、回数が決められています。
が、甜茶の場合は副作用の心配がありませんので、1日に何回飲めば良いのかということをあまり神経質に考える必要はないんですね。ただし、あまりにも期間が空いてしまうと効果が軽減してしまう可能性が高まってしまうので、例えば朝と晩に飲むなど決めておくと良いかもしれないですね。実際、アレルギー症状は日中よりも夜の方が症状が悪化しやすいというデータが出ていますので、症状が悪化する前に飲むようにすると良いです。
【まとめ】
・甜茶にはカフェインは含まれていない
・飲みやすいお茶なので、子供でもゴクゴク飲める
・バラ科以外の甜茶にアレルギー症状軽減の効果なし
・甜茶は飲み過ぎても副作用の心配がない
・好きな時、好きなだけ飲むという飲み方でOK
カフェインが成分に含まれておらず、副作用の心配もない。メリットがとても大きい甜茶ですが、ただやはり人によっては味の好みが合わないという人も確かにいます。記事中でもお伝えさせて頂きましたが、どんなに効果があるお茶であっても、しっかり継続して飲めなければ意味がありません。
副作用がないというメリットはとても魅力的ではありますが、まずは「自分に合っているかどうか?」という部分について、味も重要視してみると良いですよ。
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