小青竜湯は長期服用NG!その理由とは?
鼻づまり・鼻水対策としては薬よりも
副作用の少ないとされている漢方薬。
特に代表的な鼻水・鼻づまり対策の漢方薬として小青竜湯がありますが、
飲む場合には注意が必要です。
それは、長期服用してはいけないということ。
小青竜湯を飲みだしてから鼻の調子が良くなってくると、
「自分の体質に合っているのかも?」
と思って常用される人が中にはいますが、
これはNGなので要注意です。
というのも、そもそも花粉症やアレルギー性鼻炎などは
東洋医学でいうところの、体に余分な水分が溜まっている状態「水毒」と
されています。
この症状を緩和するために小青竜湯は効果的ではあるのですが、
あまりにも効果が強すぎるので体への負担も大きいんですね。
もし小青竜湯を飲みだして花粉症の症状が治まっているのにも関わらず
長期的に服用してしまうと、咳が出やすくなってしまいます。
これが悪循環となり、肺に熱を持たせることにつながり、
逆効果となってしまうことがあるんですね。
もし長期服用するのであれば、小青竜湯よりも安全性の高い
藿香正気散(カッコウショウキサン)がおすすめです。
いくら薬よりも副作用の少ない漢方薬だからと言っても
長期的に服用することによって体に副作用が出てくることは充分にありえますので
注意してくださいね。
広告
関連記事
-
【授乳中】安全に使える点鼻薬3選まとめ
授乳中だと鼻炎や花粉症の症状が出た時、どう対処するか悩みどころですよね。もともと花粉症や鼻炎気味のマ
-
妊娠中に点鼻薬を選ぶ3つの基準とは?危険な副作用に注意
アレルギー性鼻炎の症状はただでさえ辛いのに、妊娠中となると更に身体的・精神的な負担は大きくな
-
小青竜湯の危険な副作用とは?いつまで飲み続ければ良い?
花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎ですが、「薬は副作用が辛いので漢方を飲み続けている」という
-
トラマゾリン点鼻液の副作用は?症状が悪化する危険性も…
アレルギー性鼻炎持ちだと病院で点鼻薬など薬を処方されますが、中でも処方されることが多い薬がトラマゾリ
-
妊娠中に市販の点鼻薬はOK?体に負担をかけない鼻炎対策とは
妊娠中に花粉症やアレルギー性鼻炎が悪化すると、ただでさえホルモンバランスが崩れて精神的にも辛
-
小青竜湯の危険な副作用とは?正しい漢方薬の選び方
アレルギー性鼻炎や花粉症など、鼻づまり・鼻水などの症状が出る場合の対策としては色々な薬が
-
【鼻炎対策】体質改善ができる漢方薬リスト
アレルギー性鼻炎には花粉症に代表される季節性アレルギー性鼻炎や、ホコリ・ダニなどが原因の通年性アレル
-
アレグラを飲んだり飲まなかったりしても大丈夫?正しい飲み方について
花粉症やアレルギー性鼻炎などの症状緩和に 効果的なアレグラですが、 その効果を最大限に発揮さ
-
授乳中にナザールは大丈夫?危険な薬の副作用とは
授乳中に鼻づまりが続いて精神的な負担がとても大きいという人は実は多くいらっしゃいます。もともとア
-
授乳中にクラリチンがNGな理由 赤ちゃんをアレルギー体質にさせない得策について
花粉症の症状を抑える薬として病院で処方されるクラリチンという内服薬。他の花粉症の薬の中には、花粉シー